技術部が開発した製品を、製造部がつくり、営業部がお客さまに販売する。製造職は当社の生産を担っています。原材料・部品を仕入れることから始まり、さまざまな工程を経てお客様に向けた完成品となります。多品種少量生産のため製品ごとの生産数は多くありませんが、『次工程はお客様』の精神のもと、毎日のものづくりを楽しんでいます。
繁忙期に臨時で行うフィールドサービスも、製造職のもう一つの業務です。自分たちが工場でつくりあげた製品が、お客様のもとでどのように役立っているのか、メンテナンスや修理を行いながら目の当たりにするチャンス。「良い機械を導入して作業が楽になった」「すぐに直って助かった」など、お客様の「ありがとう」が、『買う気で作る山本の製品』の原動力になっています。
営業部が策定した販売計画に沿って、要求される品質・コスト・納期で製品をつくるために、効率的な生産計画を作成します。
生産計画に基づき、必要な材料や部品などを社外から調達します。発注先は県内外、多岐にわたりますが、適切な品質や納期が守られるように管理することも大事な仕事です。
実質的なものづくりはここからスタート。抜き・曲げ・溶接など各工程で自動化・ロボット化も進めておりますが、ものづくりの本質は職人の技術と経験です。職人が作業プログラムを作成し、設計図面通りに作業が進んでいるか、自分たちの目で確認しながら機械を操作しています。
加工後の部品に高度な塗装を行う部門です。表面処理からはじまり、粉体塗料を用いた静電塗装を経て、最後に200度以上の高温で焼き付けます。見た目の美しさだけでなくキズやサビから製品を守るため、用途に合わせた最適な塗装方法を採用しています。塗装ラインは、大型製品にも対応できる大規模なもので、塗装ロボットも活躍しています。
組立工程の売りは「多品種少量生産」。加工・塗装工程を経た部品を、1人の技術者が最初から最後まで組み立てる「セル生産」が基本です。組立技術者の顔が見える「買う気でつくる」をモットーに、高品質・高い生産性の製品を生み出しています。
現場と経営の両方の視点を持ち、生産現場の生産性を向上させることが生産技術の使命です。その道のスペシャリストたちが、生産ラインの設計・管理や、効率的なエネルギーの運用を含めた工場および事業所内のユーティリティの改善を図っています。
設計から製造までの各スタッフと協力しながら、お客さまに安全性の高い、高品質な製品を届けるための要です。組織上どこにも属せず社内中立の立場で、開発から製造、営業までの一気通貫で品質向上を担います。問題の「未然防止」に注力しつつ、発生したトラブルに迅速に対応する「再発防止」を行います。
多種多様な製品をつくる製造部は、製品の数だけ、そして業務の数だけやりがいがあります。一つのことを極めたい人にも、さまざまな業務に関わることで仕事の幅を広げたい人にも当社の製造職は最適。機械・科学(化学)・電気・動力といったさまざまな分野の知識や経験を身に付けることが可能です。また、フィールドサービスを通してお客さまと触れ合いながら感謝されることも多く、「ありがとう!」の言葉はものづくりへのやりがいにつながります。私たちが関わる食と環境の分野は、社会生活やインフラを支える不可欠な仕事。常に誇りを持って仕事をすることができます。
CHECK POINT1
さまざまなことに興味関心を持って行動できる人。一方向から物事を見るのではなく、多面的に物事を考えられる人はモノづくりにむいています。
CHECK POINT2
製造の仕事は一人ではできません。各工程の担当者たちと連携しながら決められたことを守り、バトンをつないでいくことで製品を完成させていきます。たった1人がルールや約束を守らないことで不良品を出してしまうことも。決められた約束を大事にすることが業務の成果とスキルアップにつながります。
CHECK POINT3
仕事は自分一人で完結しないことがほとんど。どの業務においても、責任を持って課せられた任務に向き合える人を待っています。
製造部 組立グループ J.T
工場見学をした時に、社員同士がコミュニケーションを取り合いながら仕事をしている雰囲気の良さに魅力を感じ、入社を決めました。
穀物乾燥機の組立を担当しています。
日本の食文化に貢献できること、農家の皆さんの役に立つ仕事をしていることにやりがいを感じます。自分が手がけた機械を使っている現場に行き、お客さまに感謝の言葉をいただいた時はとても嬉しかったです。
現在の仕事に満足していますが、業務の効率化やチーム内のモチベーションアップのためにも、さらに知識やスキルを習得していきたいです。
自分が生産に直接関わっていない製品でも興味を持つこと。社内講習会にも積極的に参加しています。
上司と部下との関係性が良好で、わからないことがあれば遠慮せずに相談できます。適切なアドバイスをもらいながらチーム全体で協力し、助け合う雰囲気があります。
チームワークなので、円滑に業務を進めるためにもコミュニケーション能力を身に付けるのは大事なこと。予期せぬ問題や課題に直面した際に迅速かつ適切な解決策を見出し、柔軟に対応することが求められます。最終工程である組立。お客さまに良い製品を届ける責任があります。
ベテラン社員から学びながらスキルアップを図っていくことが当面の目標です。会社全体では次世代の人材育成が大切。技術や知識を継承していくため、私たち世代が若手の育成にも取り組んでいかなければならないと思っています。
自分の夢や目標を持って就職先を決めましょう。目指す未来を見据え、しっかりと考えながら就活してください。
製造部 生産技術グループ T.K
電気、水、蒸気、圧縮空気、建物、自動機など、事業所の設備を管理しています。
専門は電気ですが、水や蒸気、空気圧、設備関係において幅広い知識や経験が得られます。また、製品のメンテナンスなどで全国各地へ行けるのも、山本製作所で働く楽しさです。
周囲ではまだ少なかった太陽光発電設備の設置に携われたことは良い経験になりました。
管理職以外にも目指せるポジションがあるということを後輩たちに現場で仕事をすることで示していきたいです。
業務に必要な資格だけでなく、興味がある分野の資格を取得したり、積極的に講習へ参加して常に自身のスキルアップを心がけています。
自分の仕事をカスタマイズしやすい職場なので、最新のトレンドや技術を真似して取り入れてみることも。こうした挑戦が現場の改善にも関係してきます。
何にでも興味を持ち、わからなければ聞いたり調べたり、自ら動くことが大事だと思います。
もう一つは「気」を使うこと。ちょっと気になったり、いつもと違うことに気づくことが設備の異常発見につながります。
事業所内で使用するエネルギーを脱炭素化し、ZEF(Zero Energy Factory)を実現するのが私の夢です。
就職すれば、生活のために人生の限られた時間の多くを仕事に費やすことになるかもしれません。どうせだったら自分の好きなこと、楽しめることを仕事にしてみるのも一つの選択肢だと思います。
製造部 加工グループ T.S
工作機械を使って丸棒や鋳物の素材を削ったり、穴開け、ネジ穴をつくるタップ作業など、機械加工の仕事を行っています。
部品は用途によって形状が異なるので、その都度考えながら加工し、図面通りの部品が完成した時は達成感があります。
新製品をつくるための試作を担当することもあります。設計者と一緒になって開発業務を行い、製品を完成させたときの感動は忘れられません。
ものづくりのスペシャリストを目指しています。
業務に関係する技能検定の資格を取得しています。
加工と言っても、作業内容は溶接、板金、機械組立、塗装などさまざま。当社はメ-カ-なので、いろんな経験ができます。
これまで積み上げてきたスキルや知識を若い世代に継承し、人材育成に努めること。最適なアドバイスを提供するよう心がけています。
さらなる進化を遂げるため、今の自分に満足せず、日々努力し成長していくこと。
最初から無理と決めつけないでチャレンジ精神を持って行動し、成長につなげてください。