福井市に本社を構える同社は、モノづくりの楽しさを地域に伝える活動を行う傍ら、サーキュラーエコノミー事業に取り組んでいます。この事業は循環型経済の実現に向けて、プラスチックや繊維など多種多様なモノがつくられている生産現場で、発生する廃棄物に新しい価値を見いだす様々な取り組みとなります。
中でも同社が力を注いでいるのは、海洋プラスチックのアップサイクル(付加価値をつけて再資源化・再利用すること)です。アップサイクルにおいてはプラスチックを特定する必要があり、その際に山本製作所のプラスチック材質判別装置「ぷらしる」が活躍しています。
同社は、国内の海洋プラスチックのアップサイクルの他、電子廃棄物の墓場と言われているガーナのアグボグブロシーにおける活動で有名な美術家と共同で、ガーナの電子ゴミのアップサイクルを行い、同時に地域経済の活性化(越前和紙をペンケースに使用)にも繋げています。
福井県立大学 海洋生物資源学部の特任講師も兼務している同社代表からは、「ぷらしるは、地場の繊維産業での利用可能性の他、学生達への環境学習など、活躍の場は無限にある」と評価を頂いています。
弊社は、同社の活動をこれからも応援したいと思います。