島根県で、廃棄物の収集運搬から中間処理・リサイクル、最終処分までのワンストップサービスを提供する同社には、ABS・PP・LDPE・HDPEなど様々な材質のプラスチックが集まってきます。同社では、材質不明により燃やさざるを得ないプラスチックを減らすべく、「RPF固形燃料やマテリアルリサイクルできるプラスチックの調査」を行ったり、プラスチックマテリアルリサイクル施設導入に伴い外部機関に分析機器を借りながらプラスチックの成分分析を行っていました。
しかし、分析機器での材質判別には時間がかかること、そして現場に持ち込んでの材質判別ができないという問題があります。そのため同社は、現場での材質判別が可能で、操作しやすく、価格の安いプラスチック材質判別装置を検討していました。これらの条件にあてはまるプラスチック材質判別装置には、当社の「ぷらしる」と他社製の判別装置があったため、両社の実演・提案を経て比較検討を実施。価格差はほとんどなく、ポイントは操作性になりました。
「ぷらしる」は通信の安定性確保と、センサ部バッテリーを不要とする軽量化、タブレットの充電のみで使用できるようにするため、センサ部とタブレットの接続には有線を採用しています。そのため、同社の担当者様曰く「ワイヤレスの他社製判別装置に比べて、測定時に接続コードが邪魔をして測定しにくくなるのでは?」と考えていたそうです。しかし、実際に使用してみると測定時にコードが干渉することはなく、むしろセンサ部の持ちやすさや対象物への当てやすさに優れていたとの評価。操作性が決め手となり「ぷらしる」の採用が決まりました。
作業者が選別現場に「ぷらしる」を持ち込み、その場で簡単に判別ができるようになったことで、大変お喜びいただいています。