秋田県で総合物流サービス業を営む同社は、リユース・リデュース・リサイクルの「3R」を徹底し、自社の顧客にも廃棄物の循環システム構築や輸送の効率化を提案するリサイクル物流事業を推進しています。近隣のスーパーマーケットから排出される魚箱、家電量販店から排出される緩衝材など、廃棄された発泡スチロールを減容処理して良質なリサイクル原料(インゴット)に変える業務もその一環です。スーパーマーケットへの納品作業時に、店舗側から「発泡スチロールの処理に困っている」と、相談を持ち掛けられたことがきっかけでスタートしました。
同社はこれまで、山本製作所の発泡スチロール減容機 ハイメルター RE-E1000(1時間あたり100kg処理)を使用し、発泡スチロールを減容処理していましたが、繁忙期は処理が追いつかないため、従業員が交代で作業にあたりながら減容機をフル稼働させていました。破砕・減容・成型まで1台で行うオールインワンタイプの減容機はコンパクトというメリットはありますが、大量の発泡スチロールを投入し続けながら排出されるインゴットにも気を配る必要があり、多くの人手が必要になります。
そこで当社営業担当より、破砕機と減容機が分かれており投入作業と減容作業を分けて行うことができる大型 発泡スチロール減容機 RE-E1500(1時間あたり150kg処理)を提案。既存のRE-E1000を更新し、この度のRE-E1500の導入となりました。ベルトコンベア・破砕機から減容機に至るラインとなっています。
同社の担当者様から導入して良かった点として、「処理能力を1時間あたり100kgから150kgにアップさせながら、原料投入作業と減容作業を分けて行うことができるようになったため、作業時間が短縮され、その他の業務に時間を割くことができるようになった。業務全体として効率化が図れた」といった点を挙げていただいております。