「豊かな生活環境の保全と循環型社会の構築」を目指し、一般廃棄物・産業廃棄物・廃家電などの収集運搬から、産業廃棄物の中間処理、固形燃料(RPF)製造、食品系廃棄物リサイクル、清掃業など幅広く業務を行う同社には、近隣のスーパーや家電量販店から魚箱・家電緩衝材など大量の発泡スチロールが集まってきます。その量は月間12トン(1日あたり約400kg)。
同社は20年以上前に導入した灯油式減容機を使用していましたが、老朽化により故障が増えたこと、部品の確保が難しくなってきたことなどを理由に、機器の更新を検討されていました。そのような中、電熱式減容機への更新を熱心に勧めたのが山本製作所の営業担当。機器の老朽化に加えて、灯油式減容機には火災の不安もあったため、電熱式減容機 ハイメルター RE-E1000への更新を決定しました。
これまでは受け箱に入ったインゴットが冷めるのを待って、受け箱から取り出し、パレットに積み上げていた同社。大変な時間と手間がかかっていましたが、インゴットを自動で成型・切断するハイメルターとインゴット自動配列装置(オプション)の導入により、台の上に整列されたインゴットをパレットに積むだけの簡単作業に。インゴット1本あたりの重量も軽くなったため、作業効率の向上と作業者の負荷低減を実現しました。また、低温処理の電熱式に更新したことで、インゴットは熱劣化の少ない高品質なものに仕上がっています。
現場責任者様には上記作業効率や品質の向上に加えて、「灯油式を使用していた時は作業場が大変暑く、夏は特に過酷な現場になっていたが、電熱式になり作業環境が大幅に改善した。また、定期的かつ親身なアフターフォローで助かっている」とお喜びの声をいただいています。