東シナ海や五島灘など豊かな漁場に恵まれ、四季を通じて多種・多量の水揚げがある長崎県内の魚市場にて、魚市場協会は魚市場の環境整備など運営全般に関わっています。この魚市場では毎日大量の発泡スチロール魚箱が使用され、1日あたり約2,500箱(約450kg)が排出されます。同協会は排出された発泡スチロール魚箱を、2台の他社製減容機(150kg/h)で減容処理していました。
減容機2台の同時運転は、消費電力が増えるとともに基本料金が高くなります。同協会は2台の同時運転を諦め、1台ごとの稼働かつデマンド監視装置を設置することで基本料金を抑えていました。しかしながら、それでもなお高額の電気代がかかり、それが同協会の悩みの種でした。また、発泡スチロールの破砕およびインゴット排出時に発泡スチロールの粉が飛散し、その清掃に多くの手間もかかっていました。このような状況下で、同協会は1台の減容機で2系統の減容部を備えたハイメルター RE-E2000の導入を決定。減容部2系統の同時運転で作業時間を大幅に短縮しながら、基本料金を約半分に抑えることが可能になりました。
同協会の担当者様は、「電気代の基本料金は約半分、従量料金も約2/3に抑えられている」と、特にコスト面でのメリットについて言及。その他、「これまでは減容処理に4~5時間、掃除に1時間程度かかっていたのが、減容処理3時間・掃除15分程度と大幅に作業時間を削減することができた」とハイメルターの能力および作業性についてもお褒めいただいています。