海外機器

JICA「中小企業・SDGsビジネス支援事業~ビジネス化実証事業」にて、弊社海外事業部の応募案件が採択されました

2024.12.25

独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する2024年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業~ビジネス化実証事業」において、当社が応募した案件が採択されJICAホームページにて発表されました。
テーマは「循環形乾燥機による収穫後処理改善に係るビジネス化実証事業」で、対象国はアフリカのタンザニアとなります。

アフリカの途上国では、米を収穫した後の貯蔵段階で多くの廃棄が起こっています。
米は長期保存のために収穫後の乾燥調製が必要ですが、途上国では機械化が遅れているため、適切な乾燥調製ができずに腐敗させてしまい、その結果多くの米が廃棄されてしまうからです。

途上国の食品生産工程における廃棄を減らすことでより多くの食料を確保することが可能になります。さらに、廃棄される食品が減ることで生産者の収益も増え、生活基盤の安定につながり、飢餓から抜け出すための一歩となります。

この度、当社は山形銀行と連携し、上記課題を抱えるタンザニアにおいて、循環形乾燥機の性能実証や運営・維持管理の検証、現地代理店候補との協業の実現可能性の検証を行い、現地精米業者等への販売を目指します。

これまで当社は、東南アジアを中心に乾燥調製機器の販売を通して、米生産における生産性向上および食品廃棄の削減に努めてまいりましたが、今後は最も人口増加が見込まれるアフリカ地域においても同様の取り組みを展開していきたいと考えています。


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