ペレットストーブの魅力や使い方、基礎知識など|山本製作所

冬の朝。
昨夜降った雪が積もり
外はしんと静まりかえっている。
部屋の中ではペレットストーブに火が灯り
1日が動きはじめる。

静けさの中、
炎は表情を変えながら燃えている。
凛とした空気は徐々にやわらぎ
穏やかに暖かさを増していく。

ごはんを食べる、洗濯をする、
掃除をする、本を読む ──
特別なことは何もしない。
そんな1日もなんだか楽しい。

心からあたたまるような
ペレットストーブのある暮らしです。

ペレットストーブのある暮らし

ペレットストーブのある暮らし_足元



ペレットストーブ4つの魅力

高い暖房効果と快適性

炎の輻射熱による暖かさは、まるで「ひなたぼっこ」のような気持ちよさ。お部屋の空気だけでなく、建物全体を暖めるような効果があります。また、結露もなく、室内にはにおいもないので、人だけでなくペットにも優しい暖房機です。

エシカルな燃料

燃料である木質ペレットは、間伐材や 製材所のおが屑など、今まで活用されていなかった木材が原料。 再生可能な木を最大限に利用することで、エネルギーの地産地消だけでなく、森林再生への貢献、山間部での雇用創出など、様々な効果があります。

現代の日本でも使いやすい仕組

ペレットストーブは、木を燃やして暖を取るというシンプルな方法を、現代の日本の暮らしにあわせて、かんたんにボタンで操作できる仕組みになっています。サイズも日本家屋にあわせたコンパクトさで、燃焼中には煙がほとんど出ず、灰のお手入れもしやすい構造になっています。

炎の揺らめき

揺らめく炎の、ほっとするような安らぎは、数値には表せない心地よさ。大きくなったり小さくなったり、常に表情を変える炎は、不思議とずっと眺めていたくなる魅力があります。


ペレットストーブと木質ペレット

ペレットストーブとは

当社の木質ペレットストーブは、木質ペレット専用のストーブです。ペレットストーブには燃料タンクが内蔵されており、補充したペレットが自動で供給されます。

電気ヒータでの自動点火、火力調整、タイマー運転なども操作パネルで行えるので、初めての方でも簡単に操作が可能です。もちろん家庭用の100V電源が必要ですが、燃焼中の消費電力は約12~39W程度と少なくなっています。

設置には、壁に約140mmの穴をあける工事を行います。給排気筒を施工することにより、屋外から空気を取り入れ、燃焼後の排気ガスは屋外へ排出しますので、室内の空気は汚しません。可燃物との離隔距離や施工方法などは機種ごとに異なりますので、詳しくは商品ページをご参照ください。


木質ペレット

木質ペレットとは

燃料である木質ペレットは、主に間伐材や製材所のおが屑などの木材を粉々に砕いて乾燥し、圧縮成形して作られています。「ホワイト」「全木」「バーク」の3種類の分類があり、当社のペレットストーブは、「ホワイト」と「全木」ペレットが使用できます。

ペレットはペレットストーブ取扱店やホームセンター、インターネット通販等で購入可能ですが、安心安全なストーブの使用のためにも、使用するペレットは必ず取扱店に使用可能か確認してください。


ペレットストーブの掃除の様子

ペレットストーブの使い方について

ペレットストーブは木を原料とした燃料を燃やしますので、燃やした後は灰が残ります。安全に使用するためにも、点火前には必ず点検を行い、必要に応じてお手入れを行いましょう。

また、1シーズン使用するとストーブ内部や排気筒に灰が溜まります。灰が溜まったままペレットストーブを使用し続けると、不完全燃焼や排気不良などの事故につながる恐れがありますので、1シーズンに1度、必ず購入した取扱店へシーズンオフメンテナンスを依頼してください。


導入前に知っておきたい注意点

ペレットストーブを導入する前に、事前に知っておいた方が良いことをまとめました。 ランニングコスト、メンテナンス、排気ガスや煙のことなど、下記よりご確認ください。

ペレット燃料代
1シーズンのペレット消費量は、使用期間や使用時間、使用火力、ペレットの品質によって異なります。例えばPS-631F「ほのか」を使用した場合、最小火力(P1)で1時間当たり約0.5kg、最大火力(P4)で1時間当たり約1.4kgのペレットを消費します。1日10時間使用した場合、最小火力(P1)では約5kg、最大火力(P4)では約14kgのペレットを消費する計算になります。平均的に1時間あたり1kg使用すると仮定し、ランニングコストを計算してみてください。なお、地域ごとの詳しい消費量、ペレットの価格については、ぜひお近くの取扱店へご相談ください。また、設置事例のページでは実際の消費量をインタビューし、掲載しておりますので参考にしてみてください。
ペレットストーブを稼働させる電気代
ペレットストーブは点火やペレットの自動供給、排気ガスを屋外へ排出するためのファン、室内へ温風を出すためのファン、万が一の異常を感知するためのセンサを稼働させるために電気を必要とします。実際の消費電力は、点火時は約3~5分間平均約360W、一度火が付けば燃焼時は12~39Wとなり、1kWhの電気代を31円/kWh(税込)として計算した場合には、1日10時間使用で約13.02円、1ヶ月で約390.6円の電気代がかかる計算となります。

※PS-631F「ほのか」の場合

※31円/kWhは全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価に基づく

定期メンテナンスや消耗部品代
ペレットストーブは1シーズン使用すると本体内部や排気筒内へ灰が蓄積し、そのまま使用すると排気経路が狭くなることで給気不足となり不完全燃焼などのトラブルの要因となります。オフシーズンになったら、ご購入いただいた取扱店へメンテナンスの依頼をしましょう。また、点火ヒータや炉内の燃焼板などの消耗部品は、使用頻度にもよりますが約2~3シーズンで交換が必要になるものもあります。定期メンテナンス代や消耗部品代についても必要なランニングコストとして考えておきましょう。
ペレットストーブの設置には設置費用(工事代など)がかかります
ペレットストーブを設置するには、ペレットストーブ本体だけではなく ①排気筒部材代 ②壁への開口工事 ③設置場所への搬入、排気筒施工、据付 ④試運転確認などの設置工事が必要となります。設置費用は購入する取扱店により変わりますので、詳しくは最寄りの取扱店もしくは見積希望ページよりお問い合わせください。なお、お住まいの自治体によっては、ペレット燃料が地域の森林再生へ貢献するとしてペレットストーブの設置に補助金が出る場合があります。補助金につきましてはお住まいの自治体のホームページもしくは最寄りの取扱店へご相談ください。
ペレットストーブを使用する前にはお手入れが必要になります
ペレットストーブを安全に使用するためには、点火前や定期的にお手入れ(主に灰の掃除)が必要になります(お手入れの方法についてはサポートページを参照してください)
お手入れ不足の状態でペレットストーブを使用すると、火がつかない、給気が不足して不完全燃焼が起こるなどのトラブルが発生し、故障につながります。また、1シーズンペレットストーブを使用すると目に見えない本体内部や排気筒内にも灰が蓄積します。安全に使用するためにも、シーズン前後にはペレットストーブの定期メンテナンスをご購入いただいた取扱店へご依頼ください。
排気ガスや煙が近所迷惑にならないよう配慮が必要です
ペレットストーブは点火時の数分間白煙が排気出口より排出され、燃焼中はほとんど煙は見えませんが、木が燃えるようなにおいや異常時には黒煙が出たりします。また、ペレットストーブの動作音が屋外の排気筒出口より聞こえますので、周囲への配慮が必要となります。くわしくは各製品詳細ページの「設置条件チェック表」を参照いただき、周囲に洗濯物を干さない、強風の吹き付ける場所へ排気筒を施工しないなど配慮しましょう。

ご購入の流れ

ペレットストーブの販売・設置・修理・メンテナンスは当社ペレットストーブ取扱店からの対応となります。定期メンテナンスや消耗部品の交換など、取扱店とは10年以上のお付き合いになることも。金額の高い安いだけでなく、信頼して長いお付き合いのできる取扱店かどうかをよく考えて購入するお店を選びましょう。

ペレットストーブに興味を持ったら、ペレットストーブのある暮らしや自分のライフスタイルにあう機種はどれか等じっくり検討し、ぜひ展示スポットや取扱店の展示機、展示イベントなどへ足を運び実物を体感しましょう。そして取扱店から詳しい商品説明をうけ、ペレットストーブ導入のメリット・デメリットをよく理解し、設置場所や施工方法の相談、設置予定箇所の現場調査を依頼しましょう。施工方法が決定したら正式な見積をもらい、導入を決めたら早めに注文しましょう。

設置工事は壁への穴あけ・ストーブ本体の据付・給排気筒などの取り付け・試運転などが行われ約半日~1日かかります。

またオフシーズンになりましたら購入いただいた取扱店へ定期メンテナンスを依頼し、次のシーズンに備えましょう。

→より詳しい流れはこちら


Pellet Stove Specialty Channel - by Yamamoto Co., Ltd.

山本製作所 木質ペレットストーブ専門のYouTubeチャンネルを開設いたしました。これから木質ペレットストーブを導入しようと思っている方はもちろん、現在 木質ペレットストーブを使用している方にも役立つ情報を発信しています。ぜひご覧ください。



よくあるご質問

ペレットはどれくらい消費しますか?
1シーズンのペレット消費量は、使用期間や使用時間、使用火力、ペレットの品質によって異なります。例えばPS-631F「ほのか」を使用した場合、最小火力(P1)で1時間当たり約0.5kg、最大火力(P4)で1時間当たり約1.4kgのペレットを消費します。1日10時間使用した場合、最小火力(P1)では約5kg、最大火力(P4)では約14kgのペレットを消費する計算になります。

実際の消費量の目安については、地域の気候ごとに異なりますので、ぜひお近くの取扱店へご相談ください。また、設置事例のページでは実際の消費量をインタビューし、掲載しておりますので参考にしてみてください。
煙突はいらないのですか?
排気筒施工が必要です。
ペレットを燃焼させるのに必要な空気が屋外(場合によっては室内)から取り入れ、燃焼させた後の排気ガスは、内蔵されている排気ファンで屋外へ排出されます。
そのため、ペレットストーブを室内で安全に使用するには、壁へ直径約140mm程度の穴をあける工事を行い、屋外へ排気ガスを排出するための排気筒を施工する必要があります。

なお、排気筒の長さが長くなるほど排気が排気筒内へ滞留し、灰が溜まりやすくなります。排気筒はなるべく標準的な施工から延長せず、短い排気筒施工を心がけましょう。
なぜ木質ペレットの利用は環境にやさしいと言われるのですか?
木質ペレットは主に、間伐材や製材所から発生するおが屑、虫の被害にあい伐採しなければならなくなった木などを原料として生産されています。これらの木材は、住宅用建材や木材商品などには不向きでなかなか利用方法もないため、おが屑は牛舎での敷きワラの代わりに利用されたり、丸太はそのまま山へ放置されたりしていました。

そうした今まで活用されてこなかった木材でも、ペレット状の形に成形することで、一般のご家庭でもストーブやボイラーの燃料として便利に使用することができます。

木質ペレットは、今まで活用されてこなかった木材を暮らしに活かす、新しいエネルギーのかたちです。
木質ペレットの「ホワイト」「全木」「バーク」は、何が違うの?
木質ペレットには、「ホワイト」「全木」「バーク」というおおまかに3つの分類があります。
「ホワイト」には樹皮が含まれておらず、一般的には燃やした時の発熱量が高く、燃えた後に残る灰が少ない特長があります。「全木」や「バーク」に比べ、製造工程で樹皮をむく手間がかかるため、価格は他の種類と比べやや高めですが、灰が少ない分、日常的に使いやすいペレットです。
「全木」は樹皮と芯が混ざっており、全国で広く流通しています。
「バーク」は樹皮のみで作られたペレットで、燃やした際に灰の量が多いため、国内では発電用に流通しているものはありますが、ペレットストーブ用としてはほとんど流通していません。当社のペレットストーブでは「ホワイト」と「全木」ペレットのみ使用でき、「バーク」は使用できません。
使用に適したペレット、適さないペレットはありますか?
ペレットストーブでの使用に適しているペレットとは、サイズが一定で、粉が少なく、燃やした際に灰が少ないペレットです。太さは6mmか7mmのものを使用してください。それ以外の太さのペレットを使用すると、ペレットを燃焼皿(ロストル)へ運ぶスクリューが詰まったり、ペレットの供給量が安定しないなどのトラブルの原因となります。また、接着剤や木材以外のものが混ざっているペレットは、異常燃焼や部品破損の原因となりますので使用しないでください。
使用するペレットを変更する場合は、ペレットの供給量などのプログラム設定を変更する必要がありますので、取扱店へ設定の変更を依頼してください。また、品質の安定しないペレットを使用すると、日々の掃除の手間が増えたり、排気筒内へ灰が溜まると不完全燃焼の原因になったり、部品の消耗が早まることがありますので、使用するペレットについては取扱店とよく相談し、安心して使用できるペレットを選びましょう。
木質ペレットに品質規格はありますか?
日本では一般社団法人日本木質ペレット協会で発行している「木質ペレット品質規格」があります。また、ヨーロッパを中心に世界的に広く利用されているのは「ENplus規格」です。それぞれの品質規格では、ペレットを3段階に分類し認証しています。日本国内でも認証をとったペレットが流通しており、安心・安全なペレットストーブの使用のためにも、AあるいはA1※の認証をうけているペレットの使用をおすすめします。

※一般社団法人日本木質ペレット協会では品質の高い順にA・B・Cのランクがあり、ENplus規格ではA1・A2・A3クラスがあります。
木質ペレットはどこで購入できますか?
燃料となる木質ペレットは、ペレットストーブ取扱店や一部地域のホームセンター、インターネット通販などで購入可能です。多くのペレットは10kgごとにビニール袋に入った状態で販売されています。

「ホワイト」「全木」などの分類や見た目だけで、実際に燃やした時の灰の量などを判断することは困難です。また、それぞれのペレットの特徴(サイズや発熱量)によっては、ペレットストーブの燃料供給量などの設定の変更が必要になる場合があります。使ってみたいペレットがあれば取扱店へ相談し、必要であれば設定の変更を依頼しましょう。
チップや薪なども燃やせますか?
当社の木質ペレットストーブは、木質ペレット燃料専用のストーブです。薪や炭、木質チップなど、ペレット以外の燃料は燃やすことができません。
ペレットストーブはどんな仕組みで動いていますか?
ペレットストーブは、背面にある燃料タンクからペレットを自動で燃焼皿(ロストル)へ運び、内蔵された電気ヒーターで熱風を作りペレットへ火をつけ、炎のエネルギーだけでお部屋を暖める暖房機です。
ペレットを自動で供給したり、電気ヒーターで点火させたり、燃焼後に発生するガスをファンで屋外で排出するため、運転には家庭用の100V電源が必要です。

火力の調整やタイマー運転なども操作パネルで行えるので、初めての方にも簡単に操作することができます。
換気は必要ですか?
室内の空気は汚しませんので、換気の必要はありません。
温風で暖めるタイプのペレットストーブは、お部屋の空気を取り込み、ストーブ本体で暖め、温風に変えて吹き出します。燃焼した排気ガスの通る経路と室内へ吹き出す温風が通る経路は完全に遮断されていますので、お部屋の空気は汚しません。
煙突施工と排気筒施工は何が違いますか?
現在当社で販売しているペレットストーブは、排気温度が260℃以下になるよう設計されています。財団法人日本石油燃焼機器保守協会では、機器からの排気温度が260℃を超えるものに用いるのが「煙突」、260℃以下のものに用いるのが「排気筒」と分類しています。当社のペレットストーブでは「排気筒施工」もしくは「給排気筒施工」を行っています。

排気の温度が260℃以上の暖房機の場合は、屋根の上まで煙突を伸ばすことで自然と排気が先端から抜けていきますが(ドラフト効果)、当社のペレットストーブの排気温度は260℃以下と温度が低いため、電力で排気ファンを回し、屋外へ強制的に排出させています。そのため、排気筒は屋根の上まで伸ばす必要はなく、軒下にとどめる程度の短い施工が可能となっています。
ストーブはどこで購入できますか?
最寄りの取扱店にて購入できます。
ペレットストーブの実演、商品説明、設置場所の相談、お見積、補助金の申請、ご購入、設置工事、アフターメンテナンス、ペレットの購入については、最寄りの取扱店へご連絡ください。
FF式、FE式とは何ですか?
ペレットストーブの施工方法には、FF式とFE式と呼ばれる2種類の施工方法があります。FF式は、燃焼に必要な空気を屋外から取り入れ、燃焼させた後の排気ガスを屋外へ排出する方法です。FE式は、燃焼に必要な空気を室内から取り入れ、燃焼させた後の排気ガスを屋外へ排出する方法です。燃焼させるための空気の取入れを屋外から行うか、室内から行うかで施工方法が異なります。
FF式施工は室内の環境に左右されず安定して燃焼が可能ですが、FE式施工は建物の構造よっては換気扇などの影響を受けてうまく施工できない場合があります。特に高気密住へ設置する場合には、対応している機種かを確認し、FF式の施工を行いましょう。(当社のペレットストーブでは「高気密住宅対応」と表記しています)
高気密住宅でも使用できますか?
「高気密住宅対応」と明記された機種を、FF式で施工することにより、安全にお使いいただけます。
近年、日本の住宅は気密性の高い建物が増えており、国内で流通しているペレットストーブにも高気密住宅対応の機種が増えてきました。高気密住宅に対応していない機種の場合、火がつかなかったり、うまく燃えず不完全燃焼したりなどの症状がでる場合があります。当社のペレットストーブの「高気密住宅対応」と明記されている機種は、密閉性を高めた構造にしているだけではなく、1台1台工場にて密閉度を測定する試験を行っていますので、安心して高気密住宅でご使用いただけます。その際には屋外から燃焼用の給気をとるFF式での施工が必要となります。
可燃物とは、どの程度離さなければなりませんか?
可燃物との離隔距離については、必ず各市町村の火災予防条例に従ってください。また、当社では各機種ごとに可燃物との離隔距離を社内試験により設定しておりますので、商品一覧ページよりご参照ください。

特に階段下やカウンター下への取付を検討されている方はご注意ください。
灰はどれくらい出ますか?
ご使用のペレットの樹種や種類にもよりますが、一般的に木質ペレットの灰の量は約1%以下と言われています。ペレット燃料を100kg(10kg入り×10袋)燃焼させると、約1kg以下の灰が残る計算です。
図面へ反映させるために各機種のCADデータ(DXFデータ)が欲しいのですが、どこからダウンロードできますか?
申し訳ございませんが、設置場所・施工方法に危険がないかを確認してから設置場所を決定するために、各種データについては弊社ペレットストーブ取扱店からの提出となっております。お手数おかけしますが、最寄りの取扱店へデータについてお問い合わせください。
市町村へ確認したところ、ペレットストーブは薪ストーブと同じ扱いになるので内装制限の対象になると言われました。内装制限の範囲を教えてください。
当社から直接配布はしておりませんので、お手数ですが購入予定の取扱店へ資料提出を依頼してください。取扱店を通して提出させていただきます。
敷板を敷く必要はありますか?
防火目的での敷板は必要ありませんが、床材の割れや反り、灰掃除による汚れ防止のためお好みで敷板を敷く場合があります。

例えばPS-631F「ほのか」の底面は最高68℃と、防火工事が必要となる約100℃にはならないため防火目的での敷板は必要ございません。

しかし、新築・リフォーム時など床材に使用している木材が完全に乾いていない場合には、送風口周辺が乾燥気味となりますので、割れや反りが発生する場合があります。

また、炉内のお手入れ時には灰が床へ落下しやすいため、汚れを防止するために敷板を敷く場合もあります。

敷板を敷く以外にも、使用期間中は温風が床へ直接当たらないようマットを敷いたり、お手入れ中にはシートや新聞を引いて床が汚れにくいよう工夫するなどの方法もございます。
各機種の燃焼効率はどれくらいですか?
当社では一般財団法人日本燃焼機器検査協会が定める出力計算方法に基づき

PS-631F「ほのか」 最大燃焼時80%
PS-501FC「OU」 最大燃焼時80%
PS-641CZ「禅」 最大燃焼時64%
PS-1311F「日陽」 最大燃焼時80%

と算出しております。
どれくらいの時間で部屋全体が暖まりますか?
お部屋の大きさや、使う火力にもよりますので一概には言えませんが
運転開始から点火までは約3~5分
  〃   温風が出始めるまで約5~10分
  〃   ストーブ本体が暖かくなるまで約20~30分
  〃   お部屋全体が暖まるまで約1時間~
使用イメージは以上のようになります。
※暖めたいお部屋のサイズや断熱性能にもよりますのでご注意ください。

ストーブの暖かさについては、ぜひ最寄りの取扱店にてご体感いただき
他の暖房器具との暖まり方や温度の違いなどをご確認ください。
「FF式」と記載されている機種は、「FE式」では施工できませんか?
FE式でも施工可能ですが、逆風などの影響を受けやすくなりますので、施工方法については取扱店へ相談し、デメリットについてもご理解いただけますようお願いします(保証対象外となります)
また、気密性の高い建物など、FE式での施工が適さない建物もありますのでご注意ください。
どのような基準で密閉式ペレットストーブと表記していますか?
現在、日本国内には密閉式ペレットストーブにおける気密性の基準がありません。そのため、各社で「密閉式」と表記する根拠が統一されていません。当社では、自主的に密閉式石油ストーブのJIS規格に基づき基準を設けております。詳しくは添付資料を参考にしてください。
他社製品と能力を比較したいのですが、熱出力はどのように計算していますか?
現在、熱出力の表記については、各ペレットストーブメーカーで計算方法が統一されていません。当社では一般財団法人日本燃焼機器検査協会が定める出力計算方法に基づき計算しています。
コンセント位置はどこがおすすめですか?
各機種の電源コードの位置につきましては、商品ページの設置寸法図の欄に記載しておりますので、位置と長さをご確認ください。
また、コンセントが目立たないようストーブ背面の壁にご用意される方もいらっしゃいますが、ストーブを正面から見た場合に右側背面(給気側)にコンセントを用意することをおすすめします。
ストーブを正面から見た場合の左側背面には排気筒が接続されており、運転中に触れるとヤケドの恐れがありますので、掃除機などをご使用になる場合を考慮し、電源コードの抜き差しが容易なよう、コンセント位置は給気側がおすすめです。
ペレットストーブは購入後、何年使用できますか?
ペレットストーブの法定耐用年数は6年ですが、定期的なメンテナンスや消耗部品の交換により、法定耐用年数以上の期間ご使用いただけます。

当社では型式ごとに製造終了後12年間部品を保持し、12年以上経過しても在庫があれば部品を供給させていただいております。

また、当社ペレットストーブの初期モデルもまだ稼働しているものがあります。
こまめな定期メンテナンスと品質の高いペレット燃料の使用が長く使用するためのポイントだと思います。

いずれ交換が必要になる部品については、点火ヒータは回数に寿命がありますので、点火に使用された回数にもよりますが、点火しなくなった場合には交換が必要になります。また炉壁や燃焼皿などは高温の炎にさらされますので、変形や穴があくなどの症状がある場合には、ご購入の取扱店へ部品交換をご依頼ください。
床の補強は必要ですか?
多くの場合は必要ありません。
当社ペレットストーブは機種にもよりますが、本体重量が65~175kgとなっています。
ストーブ下に敷板を敷かれる場合には、さらに重さが分散されますが
取扱店に確認の上、必要な場合には補強してください。
屋内外の壁の材質について指定はありますか?
材質について指定はありません。
木材の内装、外壁にもご使用いただいておりますが、内装制限の対象となるかどうかにつきましては市町村により異なりますので、各窓口へお問い合わせください。

また、後から開口工事をする場合、細かい石やタイル、レンガなどを貼りつけた内装・外装は、開口工事時に割れる可能性が高いため、できれば避けていただけますようお願いします。

風の通り方によっては外壁に黒い煤が付着する場合もありますので、できれば外壁にはお手入れのしやすい素材をご使用ください。
各機種でどのくらいの部屋を暖められますか?
(暖房の目安)
弊社では暖房の目安を、一般社団法人日本ガス石油機器工業会の算定基準を参考に表記しています。

・ほのか(PS-631F):最大16~25畳
・OU(PS-501FC):最大14~23畳
・日陽(PS-1311F):最大33~50畳
・禅(PS-641CZ):最大16~26畳

なお、一般社団法人日本ガス石油機器工業会の算定基準によりますと、「温暖地」は1重窓・断熱材なしの建物での目安、「寒冷地」は2重窓・断熱材入りの建物を指し、さらに高気密住宅では目安よりも広い空間で使用できる目安となっています。

詳しくは一般社団法人日本ガス石油機器工業会の暖房の目安を参照してください。

実際に使用しているお部屋の畳数については、設置事例にて使用している都道府県と
お部屋の大きさを記載しておりますので、ぜひ参考にしてください。
煙はどれくらい出ますか?近所の迷惑になりますか?
ペレットストーブはペレットが供給され始めてから火がつくまでの約5分間、白煙が排気筒先端から吹き出します。火がつくと徐々に白煙は収まり、燃焼が安定してくると排気ガスはほぼ透明になり、目視ではほぼ見えなくなります。

白煙が出ている間は木が燃えたにおいがしますが、排気ガスが透明になると、においも徐々に弱くなり、1~2m離れるとほとんど気になりません。
ただし、洗濯物などを近くに干すとにおいが付着しますのでご注意ください。

外気温度が低いときなどは、まれに白煙ではなく水蒸気が見えることもあります。

常に煙が出ているわけではないので、住宅街などでも使用できますが、トラブルにならないよう、ペレットストーブを設置する際は近隣の方へ一言伝えておきましょう。
本体価格がOPEN価格のものがありますが、いくらくらいで販売されていますか?
ペレットストーブの設置には、本体代・給排気筒代・設置費用などがかかります。
価格イメージについては、取扱店へお問い合わせください。
一部の取扱店ではホームページでも価格を紹介しておりますので、取扱店一覧よりお近くの取扱店を探し、リンク先のホームページ等でご確認ください。
室内で火を燃焼させて危険ではないのですか?
また、どんな安全装置がついていますか?
ペレットストーブは電力を使用することで、扱いが簡単なだけでなく「燃料供給量の制御」「適切な冷却」「異常の検知」など安全に使用できる機能を備えています。とはいえ、火を使用する商品ですので、より安全にご使用いただくために、当社ペレットストーブ取扱店から購入・施工してもらい、正しい使い方とシーズンごとのメンテナンスを実施しましょう。また、構造について理解することも大事です。

【主な安全機能】
・耐震自動消火装置・・・震度5程度の揺れを検知した場合に、自動で消火動作を行います。
・燃焼制御・・・ペレットの供給量を火力や排気温度にあわせて制御します。
・点火不良の検知・・・点火不良を検知した場合、自動で消火動作を行い、エラーでお知らせします。
・過熱防止装置・・・本体が異常に高温になった場合、自動で消火動作を行い、エラーでお知らせします。
・燃焼室扉・タンク蓋開閉検知・・・燃焼室扉がきちんと閉まっていない場合にお知らせします。
・その他各種センサーにて異常を検知した際に自動で消火動作を行い、エラー番号でお知らせします。
ペレットストーブはどの部分が熱くなりますか?
また、やけどの心配はありますか?
ペレットストーブは基本的には正面部分と天板部分は高温になります。
機種により異なりますが、ほのか・OU・禅は天板・正面扉が高温(100℃以上)となり、触れるとヤケドの恐れがあります。日陽は正面扉のみ高温(100℃以上)となりますので、お子様が触れたり、不特定多数の方が触れる可能性のある場所への設置には、安全柵(ハースゲート)でストーブを囲うことをおすすめします。安全柵(ハースゲート)は取扱店より購入できます。また、後からでも設置は可能ですので、ぜひご活用ください。
山本製作所からペレットストーブを直接購入することはできますか?
また、ペレットストーブだけ購入し自分で工事することはできますか?
直接販売は行っておりませんので、ペレットストーブは取扱店よりご購入いただけますようお願いします。
また、ペレットストーブは室内で火を使用する暖房機です。
壁内や可燃物との離隔距離が不十分であったり、施工方法が誤っていたり、排気筒の施工を誤ると重大な事故につながる危険がありますので、絶対にご自身で施工することはせず、必ず資格をもった取扱店より設置してもらってください。
ペレットストーブの移設の際にも、取扱店へご依頼ください。
ネットオークション等で中古のペレットストーブが販売されていました。
中古で購入した場合でも、サポートは受けられますか?
ネットオークションや中古でのご購入は絶対に行わないでください。
弊社では直接修理依頼などを受け付けておりません。
また、取扱店によっては中古機の修理を受け付けていない場合があります。

加えて、中古機は内部がきちんと整備されていない可能性が高く、またご自身での設置工事は重大な事故へ繋がる恐れがありますので、ペレットストーブは必ず取扱店より購入し、設置工事も必ず取扱店へ依頼してください。
在庫はありますか?注文すればすぐに設置できますか?
取扱店へ早めに注文し、在庫を確保してもらってください。
機種や時期によっては在庫のないものがあります。
薪ストーブとペレットストーブはどちらが暖かいですか?
薪ストーブもペレットストーブも同じく木を燃料としていますので
暖かさは燃やす木の量によって異なります。

一般的に薪ストーブは木をくべれば、くべた分だけ熱を放出しますので
機種によっては薪ストーブ1台で家一軒まるごと暖められる機種もあります。

一方弊社のペレットストーブは各火力で燃やす木(ペレット)の量を制御していますので
最大で約25畳程度のお部屋を暖めるような暖房能力になります。

薪ストーブの方がペレットストーブよりも暖かい、という言い方をされる場合もありますが
それは能力の大きい薪ストーブの方が、ペレットストーブに比べ、一時的により多くの木を燃やすことができるからであり
その分必要になる木の量も多くなるということになります。

ぜひ比較の参考にしてください。
設置したい建物の壁の厚みが235mm以上ありますが、設置できますか?
標準の給排気筒を使用した場合、壁の厚さは235mmまで対応しています。もし壁が235mmよりも厚い場合には、壁内へ取り付ける「給排気延長アダプタ(オプション)」を使用すれば、1個につき150mmずつ壁貫通部を延長することができます。
ご必要の際には、取扱店へご注文ください。


ご質問を募集しています

ペレットストーブについてのお問い合わせはこちらのフォームよりお送りください。担当より回答させていただきます。

フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。

恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。


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